Net Zero・Neutral

04.ニュートラル

04.
Net Zero・Neutral
ネットゼロ・ニュートラル化

04.ニュートラル

削減活動を進めても、排出量を0にするのは難しいケースがほとんどです。そのような場合、炭素除去による組織のネットゼロ達成、BVCMによる地球全体のネットゼロへの貢献が推奨されます。
組織のネットゼロは、2050年以前のネットゼロ達成に向けて極限まで削減し、どうしても残ってしまう残留排出量を炭素除去で相殺し、組織としてのネットゼロを達成するものです。一方、極限まで減らしていく過程でも排出は続きます。そこで自社の削減を進めつつ、加えて「BVCM:Beyond Value Chain Mitigation(バリューチェーンを超えた緩和活動)」により地球全体のネットゼロに貢献していくこともベストプラクティスとして評価されています。


カーボン・ニュートラル支援

貴社で設定されたScope1,2,3の算定対象範囲(バウンダリー)に合わせて環境価値やクレジットを調達し、どのように主張したら良いかをアドバイスするなど、事業活動にともなう排出量のニュートラル化を支援します。
国際的に求められている水準やネットゼロと整合するような表現(主張方法)のアドバイス、目的に応じた適切な環境価値の選定など、総合的な観点での支援が可能です。


BVCM支援

BVCMは「Beyond Value Chain Mitigation」の略称であり「自社のバリューチェーンを超えた緩和活動」を指します。具体的には、バリューチェーン外、つまり自社のScope1,2,3外における温室効果ガス削減のための取り組みや投資、削減クレジットの購入などが該当します。自社のScope1,2,3ネットゼロへの達成には適用できませんが、社会がネットゼロへ移行する段階には必要な取り組みとして、SBTでも推奨されています。
ウェイストボックスでは、削減クレジットの購入や削減プロジェクトへの投資(寄付)に取り組みたい企業を支援します。


カーボンニュートラル第三者認証支援
(環境省カーボンニュートラル認証/ PAS2060など)

事業活動にともなう排出量を、認証スキームによってニュートラル化することを支援します。
排出量の算定や削減計画、クレジットの調達・無効化などが適切に行われているかを第三者が認証することで、信頼性ある取り組みとして情報開示することが可能です。
国際的にはISO14068やPAS2060といった規格、日本国内であれば環境省が立ち上げたカーボンニュートラル認証制度などがあります。こうした規格が求めるポイントをおさえながら、対象範囲の設定や算定、申請書類の作成、審査対応まで、トータルでサポートいたします。

主なカーボン・オフセット認証
名称 カーボンオフセット/ニュートラル認証 PAS2050/2060
ロゴマーク
認証団体 環境省
※正確にはプログラム管理者
(2017年よりカーボンオフセット協会が引き継ぎ)
英国規格協会(BSI))
※正確には発行団体
規格 カーボン・オフセット第三者認証基準
(環境省)
PAS2050/2060
要件
  • GHG削減目標を含むカーボン・フットプリントマネジメントプランの策定が必要
  • 把握した総量に対する、総量あるいは原単位における削減の実施が必要
  • 削減努力やオフセットの取り組みを全体的に管理する体制構築が必要
算定対象範囲 製造時の環境負荷/Scope1,2および3の一部 Scope1,2および重要なScope3
利用できるクレジット J-クレジット、JCMなど
※日本国内で流通するクレジットのみ
J-クレジット、VCS、GS、CERなど
※海外クレジットの利用可能
検証機関 日本品質保証機構、JMACC、ソコテック BSI