Measure

01.排出量把握

01.
Measure
排出量把握

01.排出量把握

自社の排出量を把握することが、脱炭素への取り組みのスタートです。
排出量の計測は、国際ルールであるGHGプロトコルに沿って、連結範囲を対象としたサプライチェーン全体(原材料調達から製造、物流、販売、廃棄まで)で行います。取り組みの進捗を経年で評価するために、計測は毎年実施します。


Scope1,2,3算定支援

  • Scope1,2算定
  • Scope3算定
  • Scope1,2レビュー
  • Scope3レビュー

膨大なデータを扱うため、自社で算定する場合、どうしても算定対象に漏れが出たり、排出原単位の判断が難しかったり、GHGプロトコルとの整合ができていなかったり…ということがあります。
ウェイストボックスでは、経験豊富なコンサルタントが貴社に応じた方法で算定をサポート。
Scope1,2,3の算定はもちろん、自社で算定された排出量のレビューもおまかせください。レビューにおいては、貴社で算定済のScope1,2,3排出量が、GHGプロトコルやSBTといった国際的スタンダードと整合性が取れているか、最新動向も踏まえてアドバイスいたします。自社の算定結果に自信が持てない、第三者検証を受ける前に確認してほしい……という方におすすめです。

Scope1,2,3とは

温室効果ガス(GHG)計測の国際基準となっている、GHGプロトコルで定義されている計測の枠組みです。

Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセスなど)
Scope2:他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3:Scope1,2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

 

所要時間
データの収集状況や拠点数、対象の組織範囲によって異なります。
連結全体の場合、以下が目安となります。

Scope1,2 2~3ヶ月
Scope3 4~6ヶ月

 

基本的なステップ
ディスカッションを通じて、目的や算定方法、算定対象範囲を設定した後、算定に利用可能なデータを収集・提供いただき、弊社にて算定を行います。

  1. 目的の明確化
    評価を行う目的を明確にし、算定方法を決定します。
  2. カテゴリの抽出(分類)
    サプライチェーンにおける各活動量を、Scope3のカテゴリ1~15に分類します。
  3. 活動量の特定
    算定対象範囲を確認し、特定します。
  4. 排出係数の特定
    最適な排出係数を検討します。
  5. 活動量の収集
    算定対象範囲すべての拠点・事業所の、事業活動に関わる全データをエクセルなどでご提出いただきます。
  6. 活動量の精査・確認
    ご提出いただいた活動量の内容を精査・確認します。
  7. 排出量の算定
    活動量×排出係数を計算し、排出量を算定します。
ご提出いただくデータの例
  • 電気使用量
  • ガソリン、軽油、ガスなどの各種燃料使用量
  • 購入した原材料・製品の仕入れ
  • 資本財の購入
  • 廃棄物処理量
  • 輸送データ
  • 従業員の出張・通勤明細 など


納品物について

弊社オリジナルのエクセル算定シートで納品します。Scope1,2,3排出量の計算結果に加え、CDP質問書に対応した排出量の内訳やエネルギー量の確認が可能です。
計測ロジックに変更がなければ2年目以降も活用いただけます。

  • CHECK POINT!
クラウド算定サービスと比較した強み

世の中には、請求書データをアップロードすることで排出量を自動計算できるクラウドサービスなどもあります。こういったクラウドサービスと弊社コンサル型サービスを比較した場合の強みをご紹介します。

一気通貫の支援

脱炭素経営は、カーボンマネジメントサイクル(排出量把握→目標設定・計画策定→ニュートラル→情報開示)を回すことが重要です。弊社では、算定だけでなく、この一連のサイクルを一貫して支援することが可能です。

オーダーメイドの支援メニュー

カーボンマネジメントサイクルのうち、目標設定や算定結果のレビューなど、一部のみのご支援ももちろん可能です。一連の流れを把握しているからこそ、お客様の取り組み状況に寄り添った柔軟なご提案をいたします。

高いコンサルティング力

事業内容や体制などは企業によって多種多様であり、画一的なフォーマットにはあてはめながら算定を進めることが難しいケースも多いでしょう。ウェイストボックスでは、目的や算定方法などをしっかりと確定したうで、最適な算定ロジックの選択をサポートいたします。

長年のキャリアと実績

業界のパイオニアとして、GHGプロトコルに基づく排出量算定を200件以上サポートしてきました。確かな知見をもった専門のコンサルタントに、いつでも安心してご相談いただけます。

安心の自走支援

ご担当者様ご自身で算定し、脱炭素経営を継続していけるように、次年度以降も使用できるエクセルフォーマットで納品いたします。算定にあたっての注意事項などもあらかじめご説明いたします。


第三者検証対応支援

  • Scope1,2 第三者検証支援
  • Scope3 第三者検証支援

算定済のScope1,2,3排出量について、審査機関などの第三者検証機関による検証および保証取得を支援します。現地審査や打ち合わせの同席なども行い、お客様の側に立って、算定手順の整理や説明、根拠書類の準備、指摘事項への回答・対応をサポートし、スムーズな保証取得へと導きます。
第三者検証機関のご介も可能です。

弊社にて排出量算定支援を行っていることが前提となります。弊社で算定を実施していない場合、算定内容のレビュー業務からご依頼ください。

 

所要時間
一般的に3ヶ月程度からとなります。
審査機関によって異なります。  

 

基本的なステップ

  1. 事前確認
    審査機関からの審査計画書やチェックリスト、指摘事項に関して、根拠資料の提出や説明を行います。
  2. 現地審査への同席、打ち合わせ対応
    帳票類や根拠資料のサンプリング確認、メーター確認などの現地審査に同席し、適宜対応をサポートします。
  3. 算定シートの修正対応
    現地審査や打ち合わせを踏まえて算定シートを修正します。

炭素会計システム導入支援

  • 炭素会計システムの導入支援
  • 炭素会計システムの紹介、選定支援
  • 炭素会計システムの開発

毎年発生する排出量計測作業を効率化するため、データ収集や排出量計算を自動化し、計測結果の可視化や分析を可能とする炭素会計システムの導入を支援します。現在お使いのエクセルベースの計測ロジックを導入予定のシステムで再現できるよう、活動量や排出係数の設定、推計部分の反映などを支援します。
炭素会計システムのご紹介や選定、貴社仕様のシステム開発も可能です。