人類と地球の調和がとれた
社会の起点に
産業革命以降の私たちの生活は、膨大な化石燃料の消費、地下資源の採掘、自然環境からの搾取により、地球環境に大きな影響を与えています。一方で、私たちが豊かな生活を維持していくためには、こうしたエネルギーや資源に頼らざるを得ないこともまた事実です。
環境と経済の両立を考えた場合、究極の解決策は地球上から人がいなくなることだと言う方もいます。
確かにそれも事実でしょう。ですが、解決策はそれでよいのでしょうか?
地球環境の保全と人類の豊かな営み、両者のバランスがとれた新たな生活様式があると、私たちウェイストボックスは信じています。
新たな生活様式、つまり、化石燃料のみではなく持続可能なエネルギーを用い、すでに地上にある資源を最大限循環させる生活様式へ移行することで、人類と地球の調和がとれた社会を目指していきます。
世の中に「計測できないものは管理できない」という言葉があります。
新たな社会に移行するために、まずは「自分たちの今」を把握することが欠かせません。
私たちウェイストボックスは、これまで培ったCO₂をはじめとする環境負荷の計測技術を用いて、持続可能な社会の実現に挑戦してまいります。
そして、人類と地球の調和がとれた新たな社会に移行する変化の起点になりたいと考えています。
代表取締役 鈴木 修一郎
環境分野で起業したきっかけ
中学・高校時代は山岳部、大学時代は探検部に所属し、世界各地の山や沢、洞窟をフィールドにさまざまな活動を行ってきました。その中で体験したのは、一瞬で増水する川や表層雪崩、瞬間的な気温低下といった自然の怖さです。また、一方で自分たちのフィールドが次々と開発され、秘境であったところがどんどんなくなっていく現実も見ました。そして、その開発は大なり小なり自分たちの今の豊かな生活に関係しているということも感じました。
「豊かな生活と環境保護のバランスをうまくとっていくことが今後の課題だ」
そう思ったことが、環境分野で仕事をすることに決めたきっかけです。
※メコン河をカヌー航下中
ゴールデントライアングル付近にて(ラオス、タイ、ミャンマー国境付近)
経歴
鈴木 修一郎
1975年埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部卒。事業会社を経て、2004年に環境コンサルティングを専門とする株式会社リサイクルワン(現・株式会社レノバ)入社。主に不動産における環境デューデリジェンス業務に従事。
2006年2月に独立し、株式会社ウェイストボックスを設立。2018年~2020年に環境省が実施した、脱炭素経営による企業価値向上促進プログラムにおける支援窓口を担当。
現在、炭素会計を軸とする事業で、東証プライム上場企業約230社の気候変動に関するアドバイザリーを務める。
また、2020年には、著名な国際環境NGOであるCDP(英国)の気候変動コンサルティング&SBTパートナーとして国内唯一認定され、SBT目標設定やTCFDに対応した情報開示、CDP質問書への回答支援を行っている。
2022年7月には、これまで培った気候変動対策全般にわたる経験・知見に基づき、炭素会計算定手法の正確な知識の普及と財務情報への反映を目的に、一般社団法人 炭素会計アドバイザー協会を設立、代表理事に就任。国内初となる民間資格 「炭素会計アドバイザー資格制度」を創設。先行する国際ルールを踏まえた、炭素会計を正しく算出・分析できる人材の育成・輩出を目指す。